銀座といえば大人の街。紳士・淑女の集う街というイメージはすっかりなくなりましたよね。
今ではファストファッションができたのもそうですし、ワンコインでお抹茶が楽しめるお店や、外国人観光客の方が入りやすく、面白そうなお店が増えたからかなと思います。
そんな進化し続ける街銀座ですが、もちろん変わらずに帰ってきたお客さんを安心させてくれるお店もたくさんあります。
私が小さい頃食べていた懐かしい味を思い出させてくれるお店が歌舞伎座の真向かいにお店を構えます『木挽町弁松』です。
まだ歌舞伎座がリニューアルするよりずっと前のことですが、祖父がよく歌舞伎を鑑賞した後にお土産として買ってきたのが
ここのお弁当でした。
作家の池波正太郎さんの『日曜の万年筆』にも描かれているほど。
それもそのはず創業140年で、現役の役者さんから愛されるこの味は優しく懐かしい味がするんです。
私がよく食べていたのはこれ。
『赤飯二重』
写真でこの素朴さが伝わるでしょうか!
ここのお赤飯が大好きで子供ながらに、祖父のお土産を楽しみに待っていた記憶があります。
必ず一人一人幼い頃に忘れられない味というものがありますよね。
とにもかくにも情けないですがまだ私は歌舞伎を観劇したことがありません・・・。この弁松のお弁当を買って、さくっと歌舞伎を見に行く。
なんてことをしてもいい年なんだなと思う今日この頃でした♪
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