世界中のグルメが集まる街“ニューヨーク”。そのニューヨークで数年前から空前のラーメンブームが起きているそう。現在ニューヨーク市内のラーメン専門店は50から60店舗にも上り、去年11月にオープンしたアイバンラーメンは、1日で500食も売れるほど大盛況で、平日の昼間にも関わらずほぼ満席状態なのだとか。今回は、熱さを増すニューヨークラーメンブームの今をご紹介します!
世界中のグルメが集まる街“ニューヨーク”。そのニューヨークで数年前から空前のラーメンブームが起きているのをご存知ですか?
米ニューヨークのラーメンブームはとどまるところを知らず、1カ月に数軒が開店すると言われる。東京で修業をした料理人たちが次々と店を出し、独自の進化も遂げる。この熱さ、本場をしのぐか。
米国のタイムアウト誌では、ラーメンのトッピングを日本名で紹介(Time Out関連リンク)。ヴィレッジ・ボイス誌(villagevoice関連リンク)やニューヨーク・マガジン誌(NYmagazine関連リンク)は、新オープンのラーメン店の情報や「ベスト・ラーメン・ランキング」をひんぱんに更新し続けている。
出典: trendy.nikkeibp.co.jp
現在ニューヨーク市内のラーメン専門店は50から60店舗にも上り、去年11月にオープンしたアイバンラーメンは、1日で500食も売れるほど大盛況で、平日の昼間にも関わらずほぼ満席状態なのだとか。
現在では「山頭火」「秀ちゃんラーメン」をはじめ、ニューヨークで最も長い行列を誇る「TOTTO RAMEN」などがしのぎを削っています。
さらに、ブームはとどまるところを知らず、ニューヨーク市内の特選ラーメン店やラーメンの歴史、カルチャーの解説などが書かれた「New York Ramen Map」なるアイテムも登場。
日本でいう食べ歩きマップのような代物です。これを手にしたニューヨーカーは日々新たな味を求めて市内を闊歩しているのでしょうか。
そんなニューヨークラーメンブームの火付け役となったのが、あの日本でも有名な「一風堂」です。
▶平日でも2時間待ちの大行列が並ぶ
2008年3月にNY一号店をオープンした一風堂は、平日でも2時間待ちの行列ができるほどの大ブームを巻き起こします。
ミシュランガイドに毎年掲載され、飲食店評価サイトのイェルプでは2010年に全米でトップを獲得したといいます。
同店の看板メニュは、日本でも有名な「赤丸かさね味」「白丸元味」の2種類です。こちらの店では、それぞれ「Akamaru Modern」、「Shiromaru Classic」として提供しているようです。
赤丸新味 Akamaru Modern
出典:www.pigpigscorner.com
白丸元味 Shiromaru Hakata Classic
日本でもおなじみの豚骨ベースの濃厚でマイルドなスープが広く支持され、なんでもこの2品で注文の7割ほどを占めているとか。 味にうるさいニューヨーカーの舌を唸らせる逸品なんです。
▶値段設定もアメリカン!
日本では赤丸が850円、白丸が750円で提供されていますが、こちらでは$14(日本円で約1500円)!! なんと日本の2倍の値段なんです!
それに加えてチップ文化のあるアメリカでは、消費税8%+チップ15%も支払う必要があります。しめて、およそ36ドル(3800円)前後もかかってしまいます…! どんな高級なラーメンだよ、と思ってしまいますが、こんな高額な料金設定でも行列が絶えないのは、ひとえにお金を払うだけ価値があるラーメンだということ。
【ちなみに】
ニューヨークでラーメンが人気になっているという事でテレビなどが取材に行っている事がよくあります。その中でどのラーメンが人気になっているから調べた所、人気になっているラーメンは とんこつ でした。次に人気なのは味噌あたりです。俺は醤油が好きだぜ!というニューヨーカーはあまり見かけなかった印象です。
出典: soweeb.com
こうした一風堂の成功で、ニューヨークでは豚骨ベースのラーメンが一番人気になっている様子。
また、ニューヨークのラーメン事情ではありませんが、アメリカ国内においてもラーメンをめぐる動きは新たな展開を見せ始めているようです。
アメリカでもご当地ラーメンがあるようでして、その地域の食材を活かしたラーメンをつくったり、ベジタリアン向けのラーメンが登場していたりするようです。 その中でも人気になっているアメリカのご当地ラーメンが日本でも出店したという動画も見たことがあります。ラーメンの逆輸入です。
といった具合に、アメリカならではのミクシングがなされるケースも。
たしかに以前マカロニでもご紹介したように、アメリカのジャンクフード・ピザとの融合も果たすなど、その進化のオリジナリティは私たちの想像の上をいっています。
いかがでしたか?「SUSHI」に続き、日本食文化の「RAMEN」も遠くアメリカで独自の進化を続けていきそうですね。今後の展開から目が離せません!
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